アサヒビールの微アルシリーズに。新しいラインナップが加わった。アサヒ ハイボリー(ASAHI HIBALLY)である。-グラスに注いだ時の香り、口に含んだ時の味わい、鼻に抜けるスモーキーな香り- これでアルコール分0.5%。
ビアリーの時以上の衝撃だった。
以前の記事にも書いたようにビアリーがとても気に入ったので、売上げが好調らしいことは非常に喜ばしい。
アサヒ、好調「ビアリー」の次は微アルハイボール ライト層開拓
https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/watch/00013/01531/ 日経クロストレンド
21年3~7月のアルコール度数1%未満のビールテイスト飲料市場は20年同期に比べ約20%伸長した。そのうち、ビアリーの売り上げに起因するのは約半分という
6缶入りのビアリーと、ビアリー香るクラフトは常に切らさぬように置いてある。この微アルシリーズに新しいラインナップが加わった。
アルコール度数0.5%のハイボール『アサヒ ハイボリー(メーカーページを開きます)』である。
早速発売日の9月28日に購入した。いくつかコンビニやスーパーを回ったものの例によってなかなかまた見つからず、手に入れたのは、結局ビアリーを購入した時と同じファミリーマートであった。
ちなみに0.5%と3%の両方のアルコール度数のハイボリーを購入しようと思っていたが、見つけられたのは0.5%のものだけだった。
ビアリーという名前は非常に良いネーミングだと思ったが、シリーズ化するにあたって「ハイボリー」という名前もわかりやすくて良いと思う。自分のお酒はビールか日本酒派なのでハイボールを意識して飲んだことはほとんどない。
しかし、開けた缶から立ち上るのはまさしくハイボールの香りで間違えてアルコール度数3%のものを購入したのか?と、缶を見つめてしまった。
グラスに注いでもやはり香りはハイボール。そして、口に含んで驚いた。アルコールが入っていないとは信じられなかったからである。一緒に飲んだ相方も「これ、香りだけで酔っ払う人がいそう」というほどだ。それよりなにより美味しい。アルコールがほとんど入っていないにもかかわらず重厚な口当たりがあり、印象的な強くスモーキーな香りは高級感さえ感じるほどだ。
成分を確認してみる
製品名 | アサヒハイボリー |
原材料 | 砂糖類(果糖ぶどう糖液糖、砂糖)、ウイスキー(国内製造、英国製造) 食塩/炭酸、香料、カラメル色素、酸味料、塩化カリウム |
アルコール分(度数) | 0.005 |
純アルコール量(g) | 0.4g |
エネルギー | 8kcal |
たんぱく質 | 0g |
脂質 | 0g |
炭水化物 | 1.3g |
糖質 | 1.3g |
食物繊維 | 0g |
食塩相当量 | 0.01g |
賞味期間 | 12か月 |
ハイボリーは成分の先頭に糖類が来ている。エネルギーは100ml当たり8kcalなので、砂糖が4kcal/gとすると多くても1缶7g程度、大さじ1杯弱程度の砂糖が使われていることになる。人工甘味料が使われていないのはとても素敵だ。
成分表の次にきているのがウイスキーである。アルコールの除去処理がされていようといまいと砂糖(7g)よりも少ないわけで、それでこの風味を出すということは香料の技術なのか、と邪推しかけたが、特に香りの強いウイスキーを厳選することで少量で十分な存在感を出しているらしい。
(余談だが、アルコール成分量が0.05%、ということは1缶に約1.75gのアルコールが入っていることになる。ウイスキーボンボン1つあたりのアルコール量が0.24g程度らしいから、その7倍位の量ともいえる。そう考えると全体的な風味に対して影響を与えられるのもある程度納得できる)
フードテックってすごい
ビアリーとビアリー香るクラフト、そしてこのハイボリーがあれば自分の宅飲みはほとんど完成されてしまうような気がする。飲みごたえとスモーキーな香りで「大人の飲み物を飲んでいる」という感覚に浸ることもできるし、チーズやクラッカーなどとゆっくり飲むのもよさそうだ。そうそう、次はレモンを忘れずに用意したい。
ちなみに本物(?)のハイボールもそうだがハイボリーはそれ以上に冷たい状態で飲んだ方が良いと思った。ぬるくなってくると甘みが強く感じられるようになり、ハイボール感がちょっと薄れてしまうのである。
ドリンクを含め「食」という分野は人類発祥から一緒に進化してきているはずなのに、今なお革新的な商品が開発され、ヒットが生まれるというものすごいマーケットだ。新しいラインナップやアサヒビール以外のメーカーにも期待大である。