和がさね酎ハイレビュー

先日、コンビニで見慣れない酎ハイを見つけた。和がさね酎ハイとある。ゆずと生姜、すだちと山椒という和の食材を掛け合わせているので和がさね酎ハイということだ。和テイストの酎ハイやカクテルは珍しいな、と思い両方購入した。飲んでみたところ今までにない新鮮な体験だった。
※お酒は20歳になってからにしましょう

ビアリーに続いてアサヒビール(商品ページを別ウィンドウで開きます)の商品紹介となったが、元来、自分はアサヒビール派などではない。

しかし、おいしいものは良いものであって、2種類の和がさね酎ハイはどちらもおいしかった。特にすだちの酎ハイは山椒の香りが珍しく、今まで飲んだことがない味わいと香りで、このブログを書くまでに4回リピートしている。

商品名和がさね酎ハイ国産ゆず生姜 和がさね酎ハイ国産田熊すだち和山椒
原材料ウオッカ、ゆず果汁、食塩、糖類(国内製造)/炭酸、酸味料、香辛料抽出物、香料 ウオッカ(国内製造)、山椒スピリッツ、田熊すだち果汁、糖類/酸味料、炭酸、香料
アルコール分(度数)5%5%
純アルコール量(g)4g4g
エネルギー55kcal42kcal
たんぱく質0g0g
脂質0g0g
炭水化物6.3g3.3g
糖質6.3g3.3g
食物繊維0~0.2g0~0.2g
食塩相当量0~0.05g0~0.12g
賞味期間12ヶ月12ヶ月

まず、すだちの酎ハイを試してみる。

開封すると、鮮烈なすだちと山椒の香りを感じられる。すだちも山椒も香りが強いが、この二つの相性は悪いわけがない。打ち消しあうことなど全くなく、むしろ高めあって鼻腔に届いてくる。口に含んでみると、その香りをより一層感じられるだけでなく、すだちの程よい酸味の刺激も加わり、和テイストを楽しめる。山椒がこんなにお酒と相性が良いとはしらなかった。ネットで「カクテル 山椒」「酎ハイ 山椒」などで調べるとそれなりの件数が出てくるが、まだ一般的に普及している組み合わせではないようだ。以前、自宅ですだちが取れるという方から大量のすだちをいただき、それを米焼酎に絞って入れたところ非常に美味しかった。しかし、山椒までは考えが及ばなかった。今後はやりそうな気がする、というかほかのお酒との組み合わせも研究されるといいなと思う。ただ、甘さはもっと控えめでもよいのではないか。

色はすだちと山椒の酎ハイと同じ

一方ゆずと生姜の酎ハイに関しては、あまり生姜の香りが感じられないのが少々残念だった。おいしいのだが自分が生姜好きということもあり、もっとパンチの効いた生姜の存在感を感じたかった。ただ、すだちと山椒の酎ハイは飲む人を選ぶかもしれない。特に山椒が苦手な人には厳しいだろうから、そういう人にはゆずの酎ハイの方が向いていると思う。

この商品の発売は7月の半ば。ファミリーマートで先行販売されているのであるが、風味ともに秋の味覚との相性が非常に良さそうである。そもそも、なぜこの時期に和がさね酎ハイなのだろうかと思いを馳せてしまう。オリンピック・パラリンピックでナショナリズムが高まりそうなこの時期に「和がさね」というテーマの商品を出す、というマーケティングなのだろうか。
さんまの塩焼き(今年もサンマは不漁で、結構なお値段になりそうであるが)をはじめとして炊き合わせや鍋物などにも、ぴったりな食中酒だと思う。ぜひ販売を継続してもらって、秋から冬にかけても手に入る状況であってほしいなあと思ったのだった。