疲労軽減マウスパッド FITTIO(フィッティオ) MP115 レビュー

働き方改革の一環として自宅で作業をする頻度が増えている。
東プレのリアルフォースは大活躍しているが、REALFORCE R2 TLA-JP4-BK レビューで記載したように、RealForceはキーの位置がちょっと高い。
それによりマウスとキーボードの往復で今までよりも腕を持ち上げるためか、腕が疲れるようになってしまった。そこでマウスパッドにこだわることで解消できないか試してみた。

今回購入したのはELECOMのFITTIO(フィッティオ)MP115である。
このマウスパッドは以下の特徴で疲労を軽減するという。

  • 手前にハンドレストがついていて、その中央右寄りにへこみがある
  • パッドの面に1.5度の左上がりの傾斜がついている

ハンドレストのくぼみは手首の負荷を分散し、傾斜はマウスを握った時の自然な手の向きに対応しているとのこと。

開封して手を置く部分を押してみると非常に柔らかい。こんなに柔らかくて負荷の分散効果が本当にあるのかと思ったが、実際にマウスを持ってみると心地よく手首が受け止められる。

とても柔らかいが手首をしっかり受け止めるハンドレスト

また、中央右寄りのくぼみはキーボードと近い位置にマウスパッドを置いたときに手首がくる位置にあり、キーボードをタッチタイピングしていても視界の端のマウスに手を伸ばすと自然とくぼみに手首がはまる構造となっている。「柔らかすぎでは?」というのは杞憂で、手首全体に荷重が分散されているのが感じられる。
1.5度の傾斜も「そんな微妙な角度が体感できるのか」と思ったが、使ってみるとわずかな傾斜が感じられ、長時間使っていても疲れが少ないように感じられた。

若干高かったものの、疲労の減少が期待できそうだ。

裏面は滑り止め

だが、マウスパッドの部分がハンドレストと同じビニール素材なのはいただけない。手首を乗せるには心地よい素材なのだが、仕事で使用しているロジクールのG602でも、現在GPD Pocket2と合わせているエレコムのマウスでも滑りがよろしくないのである。

自分はマウスの速度を高く設定して小さく動かすスタイルなので、他の方のレビューにあるような狭さは感じない(パッドはもっと小さくてもよいぐらい)ものの、この滑りの悪さにはストレスを感じてしまう。滑りが良すぎるとかえって疲れる、という方も居られるので個々人の好みだとは思うが、自分は滑りが良ければよいだけGoodという性分だ。

それ以外の使い心地はとても良いので残念であり、何か対策をしてみたい。

手前が盛り上がっているので、長さがあるマウスだと下に動かしたときに中央のセンサー部分が浮き上がってしまい、誤作動するかもしれない。自分はあまり大きく動かさないので問題に感じることは今のところない