高品質キーボード、Realforce R2TLA-JP4-BKを手に入れて、こいつは一生の相棒では?と思っていたものの、テレワークを続けているうちに違和感を感じはじめ、Amazonを漂流したのち、コンパクトキーボードBSKBU305BKを購入した。一生の相棒ではなさそうだが、仕事の道具としては自分にマッチしているようである。
テレワークは会社のPCをThinkVision P24h-10にTypeCケーブル一本でつなげ、P24h-10にRealforceやスピーカー、WEBカメラをつなぐという会社では望みえない素晴らしい環境だったのだが、1年間テレワークをしてきて最近ちょっとした違和感が気になっていた。
キーボードとマウスの距離である。パワーポイントを使った資料作成、メールの文章作成、WEBでの調査(と会議)が主な自分の仕事だが、メールの作成でもいくつかの資料を基にして依頼や回答文を作成する。そのため右手はマウスとキーボードを絶えず行ったり来たりすることになる。このオーバーヘッドを縮小するために多ボタンマウスのG604にはキーボードの右側のキーの機能をいろいろわりあてている(記事を別ページで開きます)し、テンキーレスキーボードを選んだのだが、R2TLA-JP4-BKの右にある矢印キーやPageUp/PageDownというキーが集まっている部分が「無駄だな」と感じるようになった。たまにENVY x360とマウスで使うと「あ、これ快適かも」なんて思ったりしたので、Amazonでキーボード探しを開始した。
条件は
- テンキーレス、PageUpとかカーソルキーのスペースもレス
- ファンクションキーがちゃんとあること
- なるべく有線
である。ファンクションキーはローマ字変換や半角変換、Excelのセル入力時のF2キーを使いたいので、自分にとっては外せない。また、会社のPCはHPのElite X2なのでこのキーボードを使うという選択肢はないのであった。
複数のメーカーからキーピッチはフルサイズのコンパクトキーボードが出ていたが、BUFFALOのBSKBU305BK(メーカーサイトを開きます)を購入した。
Fnキーを右側に配置し、同時押しのキーを右側に集中させているのは良いと思う。
さて、実際に打ってみると、ENVY x360よりストロークがあるのは気に入った。比較的強く入力するとキーボードの足を含めて衝撃を吸収している印象があり、指先が痛くなるということはなさそうだ。しかしキー入力の振動がキーボード全体に伝わる感覚は、軽量なので仕方ないが快適ではない。もちろんElite X2の取り外し可能なキーボードより良いものの、以前会社で使用していた東芝のR63のキーボードと比べると微妙というか、R63のほうがしっかりしてたかも、とも思う。品質も値段なりといった感じで、カーソルキーの角度が曲がっていたりする。
R2TLA-JP4-BKの時と同様、タイピング練習サイトのe-typingを使わせていただき、キーボードの入力テストをしてみた。しばらく練習した後のもっともよかった結果が以下であり、R2TLA-JP4-BKで同じテストをやった際の結果(記事を別ページで開きます)を超えている。
ただし、練習をしていて思ったのだが、打ち続けているとRealforceより腕、というより肩が疲れてくる感じがある。Realforceのいつまでも入力し続けられるような感じとは異なる。
ただ、こと仕事となると、小さいから場所を取らなかったり、さっとどかしてノートを広げてメモを取ったり、という機動性が生きる。
今もメモ帳に下書きした後でWordPressで整形しているが、下書きを入力するときはR2TLA-JP4-BKのほうが快適だったものの、編集作業となってマウスを多用し始めるとBSKBU305BKのほうが生産性が高いと感じている。
キーボードは筆記用具にも例えられるように、個々人の好みや使用目的によって求められる性能や形態が異なる。唯一絶対という基準はありえないのだが、二つのキーボードを使用して自分の要望がわかった。
・キーストロークは2mm以下
・キーボードの端はEnterキーまで
・ファンクションキーがあること
・重量はあっても構わないので入力をがっしり受け止めてくれるボディ
・有線
キーボード探しの旅が始まってしまったみたいである。