2022年登場予定のUMPCを比較する

2022年登場予定のUMPCを比較する

※このページは適宜更新予定です。
2021.12.23 ONE XPLAYER mini、One-Netbook A1 Proを追記

UMPCをはじめとしてPCの性能や特徴を決定づけるものとしてCPUがある。
2020年はAMDのRyzen4000シリーズがノートPCを席巻したが、2021年はIntelの11世代Core CPUが大きく巻き返した。
2022年はIntelの12世代CPUであるAlder Lake搭載機が上半期に登場し、年末付近でAMDよりPS5に搭載されたRDNA2コアを搭載したRembrandt APUの登場が期待される。
Alder Lakeでは大幅なGPUの性能向上はない見込みだが、高速アクセス可能なDDR5メモリに対応するので2割程度の性能向上は見込めそうである。3DMarkのFireStrikeで6000を超えるぐらいだろうか。その後登場するAMDのRembrandtに対しては、個人的にFireStrikeの1万越えを期待しており2022年の真打だと思っている。

メーカーValveGame Pad DigitalONE-NETBOOKONE-NETBOOKNECパーソナルコンピュータ
機種名Steam DeckGPD Pocket3ONE XPLAYER miniOne-Netbook A1 Pro LAVIE MINI
CPUAMD Zen2 4Core・RDNA2(8CU)Core i7-1195G7 Pentium Silver N6000Core i7-1195G7 Core i5-1130G7 Core i7-1160G7Core i7-1180G7
Memory16GB LPDDR516GB LPDDR4 3733Mhz ※BIOSで4266Ghzに変更可能 (Pentium モデルは 8GB LPDDR4 2933Mhz)16GB DDR4 4266Mhz16 GB LPDDR4x16GB LPDDR4x
記憶装置64GB(eMMC)~512GB NVMe SSD512GB-1TB512Gb~2TB 512 GB PCIe SSD256GB
画面サイズ7インチ(1280×800)8インチ(1920×1200) 7インチ(1920×1200)7インチ(1920×1200) 8インチ(1920×1200)
本体サイズ(mm)298×117×49198×137×20262 × 107 × 20173× 136× 19200×147×16.95
本体重量669g725g589g550g579g
デジタルペン××??
カメラ×〇(フロント)××〇(フロント)
スピーカーステレオステレオステレオモノラルステレオ
バッテリー40Whr10,000mAh(38.5Wh)10,455mAH6,000mAh7027mAh
拡張ボートUSB-C(DP)、MicroSDUSB3.2×2、LANポート,フルサイズHDMI,Thunderbolt4(PentiumモデルはTypeC)USB 4.0 Type-C×2, USB 3.0 USB-C 4.0, USB 3.0,Micro HDMI,Micro SD,RS-232 シリアルポート,LANポートType C(USB 3.1)×2
その他ゲームパッド、 左右トラックパッド、カスタマイズキー×4 ※WindowsOSを導入可能な見込み2in1、選択モジュール構造(USB3.2、HDMIキャプチャーモジュール、RS232Cを選択的に搭載可能)、ストラップホール、バックライト付きキーボードゲームパッド、ストラップホール、専用ドッキングステーション(別売予定)2in1、バックライト付きキーボード取り外し式ゲームパッド、ドッキングステーション、丸形キーボード、2in1
登場予定2022年2月発売予定(日本発売は未定)amazon他で販売中2022年1月2022年1月CES2021に参考出展
参照URLメーカーサイト メーカーサイトメーカーサイトメーカーサイトメーカーサイト

そんな2022年は年初から2台のUMPCが登場予定である。
1つは2021年11月の発売が予定されていたValve社のSteam Decで、もう一つはGPD社のGPD Pocket3だ。

Steamのゲームがプレイできるポータブル端末「STEAM DECK」(公式サイトを開きます)はPCパーツで構成されているため、WindowsOSを入れることもできるとされている。パーツの調達の関係から2021年11月の発売から3か月ほど発売日が伸びている。Core i7 1185G7 同等の性能を持ちつつ、記憶容量を絞り込むと低廉な価格になる点が魅力である。日本での発売予定が現時点で不明なことと、最低スペックでは実用性に響くぐらい記憶容量が少なくなる点は留意がいりそうだ。

GPD Pocket3」(メーカーサイトを開きます)はモジュール機構を備えた2in1ミニノートPCで、カメラやデジタイザを備えるだけでなく上位モデルではCorei7 1195G7を搭載し、現在最高レベルの性能を備える。それだけでなくユーザーの利用目的に応じて後部モジュールを組み替えることができる。自分としてはここに外部カメラが搭載できると、ホワイトボードを撮ったり気になる資料をスクラップするなど使い道がありそうだと思っている。2021年11月29日時点でIndieGOGOでは本機のクラウドファンディングを行っているが、モジュールのクラウドファンディングも募ってほしい。今どきのノートPCとして厚めなボディと8インチサイズとしては重い重量、華奢に見えるヒンジは気になる点である。

2021年に発売されなかったNECのLavie MINIにも期待を残しておきたい。低消費電力のAlder Lakeにより8インチかつ500g台で現実的な時間のバッテリー駆動が可能であれば魅力的ではないだろうか。

「ONE XPLAYER mini」(メーカーサイトを開きます)はTiger Lake世代のWindowsモバイルゲーム機の集大成のようなマシンである。ONE XPLAYERからほとんど機能を削ることなくボディを小さくし、Steam Deckよりも公称ではあるが10%以上軽量化され、ボディのサイズも1周り小さく可搬性に優れる。液晶は同じ大きさだが解像度はONE XPLAYER miniのほうが高い。またUSB4.0のポートが機体の上下についているのも使い勝手がよさそうに見える。GPD Win3に慣れた自分としてはキーボードが付きがやはり良いと思うが、それが割り切れる人には有力な選択肢になるだろう。

「One-Netbook A1 Pro」 (メーカーサイトを開きます)はOne-Netbook A1のCPU強化バージョンである。TigerLakeになったことでeGPUサポートも明言されており、処理性能だけでなく拡張性も大きく上がったといえるだろう。スピーカーへの言及がないのでOne-Netbook A1同様モノラルスピーカーと思われる点が残念である。回転画面を備えているが、こちらもGPD Pocket3と同様ヒンジの強度は気になるところだ。高さのあるLANポートを内蔵するための構造だと思うのだが、この冬登場する両者はどこまで強度に配慮されているのだろうか。