GPD WIN MAXの性能をPassMark、PCMark10、3DMarkの各ベンチマークテストで検証した。
WINDOWS UPDATEを実施して最新化したうえでWINDWS UPDATEを停止。INTELのグラフィックスドライバは最新版に更新している。
- パターン1 バージョンアップ以外は出荷状態
- パターン2 上記に加えて定番サービスの停止
- パターン3 エアフロー改善
定番サービス(SYSMAIN、Windows Search) の停止はGPD Pocket2 最初の設定参照のこと。また、基本的なレビューは見かけはモバイル中身はフルサイズノートパソコン GPD WINMAX 開封レビューご参照のこと。
Passmark(CPU Mark)
いずれも1万を超える結果となった。
最も高い値となったのはパターン2であった。3.エアフロー改善との差は誤差といってよいと思う。十分な冷却能力があり、それ以上にエアフローを改善しても変わらないと考えられる。
PCMARK10
ほとんど差がない結果となっている。こちらもエアフロー改善の効果はほとんどないようだ
3Dmark
Fire Strikeに関しては購入段階(吊るし)と比べてエアフロー改善版は5%程スコアが向上している。Time Spyはそれほど向上していないものの、最高値はエアフロー改善パターンとなった。
考察
いくら高性能なパーツを盛り込んでも冷却できなければその性能を引き出せない昨今、GPD WINMAXの新しい冷却機構は効果を発揮しているようである。ベンチマーク中は真後ろに温風が勢いよく排出され、筐体もほとんど熱を持たない。それでも後ろを少し浮かせてエアフローを改善するとさらに性能が伸びる場合もある。手で持って扱うときは問題でないが、机の上に置くときは後ろを(吸気口をふさがないように)少し持ち上げてやると若干ではあるが性能は伸びるしマシンの負荷も下げることもできるだろう。
GPD WIN MAXは持ち運びが全く苦にならないボディサイズの中に現在のノートパソコン最高クラスの性能が詰め込まれている。自分が学生の時にGPD WINMAXがあったらさぞかしアルバイトに勤しんだだろうなぁ、というノスタルジーまで感じてしまった。