テレワークが続く中、昼休み後にドリップコーヒーを入れる時間が取れないことが多くなり、コーヒーをおいしく手軽に飲める入れ方は…と探したところ、フレンチプレス式の淹れ方に行き当たった。
テレワークに入る前、昼休みにコンビニコーヒーを買うのが常だった。自分は馬鹿舌だがインスタントコーヒーと缶コーヒー、ドリップコーヒーの違いぐらいは判る。インスタントコーヒーは朝、飲んでから出社したり仕事を始めているので、午後はちょっといいコーヒーで始めたいという思いもある。しかし、テレワークが本格化している現在は、12時までと13時からの打ち合わせが当たり前になった。こうなると相方と食事をして、自分の当番の食器洗い(シロカのSS-M151がなければ回っていなかった)をすると、ドリップコーヒーを入れる時間が取れないことが増えてきた。コーヒーメーカーを購入して食器洗いの間にドリップするのもありだと思うが、もっと手軽なもの、ということで行き当たったのがフレンチプレス式の入れ方である。
フレンチプレス式
フレンチプレス式の入れ方とは、容器に茶葉や挽いたコーヒーとお湯を入れ、フィルターで濾して淹れる方法である。紅茶や中国茶がそういう飲み方をすることは知っていたが、コーヒーでもこういう飲み方があるとは、自分は知らなかった。しかし、ヨーロッパではメジャーな方法らしい。
挽いた豆の抽出物がすべて入るということで、ペーパードリップとはまた異なる味わいがあるということも楽しみである。そんなわけでフレンチプレス用のポットをAmazonで物色した。
購入の条件は材質とサイズで、350ml以上抽出できてガラスでないこと。実家に住んでいた時、家族がドリッパーのガラスカップを頻繁に壊していたためだ。行きついたのはフレンチプレスコーヒーメーカー(s-350ml)で、外観は小さめのポットのようで丸みを帯びていてかわいい。容量も350mlということでぴったりである。
商品を見てみると
ほどなく届いたが…いきなり箱に大きな損傷。貫かれてる…?
という心配もしたものの、中身に問題はなかった。とはいえ、さすがにどういう運ばれ方をしてるんだか、と思ってしまいますな。
中身はピカピカのボトルが入っていて、思った通りのサイズ感であった。
まずはよく洗ってから買っておいたコーヒーの粉を使って淹れてみる。
コーヒーの味は主にコーヒーの粉とお湯の量で決まると思うのだが、今回は、スプーンに山盛り2杯(20g強)+350ccのお湯で試してみることにした。
粉を入れてポットからお湯をドリップモードでゆっくり入れる。
4分から6分蒸らす、ということだったので、5分で試してみた。
ステンレスの2重構造が熱を逃がしにくく、5分待っても熱い状態が保たれているのがとても良い。
結果として、非常においしく淹れることができた。この粉をペーパードリップで淹れたことがないので比較が難しいが、「濃ゆい」印象であった。味が分からないながらも自分は濃いほうが好きなので、この味は好みだ。
いくつかのコーヒーの種類で試したところ、自分にとっての向き不向きが見えてきた。ある喫茶店でおいしく、後味がとても軽いコーヒーをいただいたのでその場で粉を購入した。これを楽しみにしながらフレンチプレスで淹れてみたところ、イマイチな印象だった。フレンチプレスだとコーヒーオイルを含めて煮だされるため「すっきり」の良さが相殺されてしまうのではないだろうか。粉を選ぶ印象だが、オーソドックスなコーヒーは自分好みにおいしく入るので気に入った。
また、簡単に分解できるので、洗う手間も急須の茶殻を捨てるのと変わらない印象である。
そんなわけで、おいしいコーヒーもフレンチプレスに合うコーヒーを探すのもテレワークの楽しみの一つになっている。
まだ前の粉が残っているのにクリスマスパッケージということで近所のカルディでついつい買ってしまったノエル。まだ飲んでいないが楽しみである。フレンチプレスと相性が良いという粗びきにしてもらった。
AMAZONでも好みの挽き方で購入できるようである。