GPD WinMini(2025) 最初の設定

年度末ということもあり、仕事が忙しく、なかなか設定作業ができなかった2025であるが、ようやく準備が整った。基本的にやることはGPD WinMini(2024)の初期設定と同じである。ここでは2024の初期設定との差分をご紹介する。

いつものように初期設定を行う。
以下はGPD Win Mini 2024最初の設定 との差分である

  1.  ドライブのサイズ変更 → 実施せず
  2.  リストア → ドライバー類、DTS導入、BIOSアップデート、いたわり充電設定を追加
  3.  Capsで日本語切り替えできるようにする → 実施
  4.  スリープでファンが回らないようにする → 現在様子見
  5.  PINでのログインを可能とする → 実施
  6.  不要サービスの停止 → 実施
  7.  スピーカーのエージング → 音源を追加
  8.  マウスカーソルの変更 → 実施
  9.  スタートメニューの位置変更 → 実施
  10.  JoyToKeyによるジョイパッドへのショートカットキーの割り当て → 実施

※各設定は自己責任でお願いします

2.リストア 

2-1 基本的なリストアGPD Win Mini 2024最初の設定参照のこと。

2-2 ドライバー更新 2024の時は特に不具合なく動いていたので行わなかったが、スリープなどに影響が出る可能性を考えて、GPDのページからダウンロードしたドライバーを適応した。

2-3  DTS:Xオーディオの導入 2024の時はDTSを入れると音が歪んで不快だったので使っていなかった。2025ではDTSを入れると迫力と自然な立体感が感じられた。また、一度DTSオンを経験してしまうとオフにしたときに音が細って貧相に感じられるようになってしまう。もしリストアで入っていなければ、試してみてもよいと思う。

DTSと入れてこのアプリが表示されれば導入されている
「音源ボタンをクリックして~」という吹き出しが出ている部分をクリックするとオン/オフを切り替えられる

入っていなければGPDのページDTS:X audio technologyをダウンロードしてDTS_install.batを実行すればよい。

 decompress and execute the DTS_install.bat file to install automatically!

https://gpd.hk/gpdwinmini2025firmwaredriver

ということだが、自分の場合はエラー(DISM が失敗する)となってうまく導入できなかった。

出力されたエラーをたどって、こちらのページを参考にしたところ導入できた。

やることとしては管理者モードでコマンドプロンプトを開き、以下のコマンドを実行する。

c:\DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth
c:\sfc /scannow

これらのコマンドについて以下のサイトを参考にさせていただいた。

Windows 11でSFCとDISMコマンドを実行する【2025ガイド】
Windows 11でブルースクリーンや動作不具合に悩まされている方は必見です。この記事では、SFC(System File Checker)とDISM(Deployment Image Servicing and Management)コマンドの実行方法を詳しく解説します。実行手順を詳しく説明し、システムの安定性を回復するための実用的なアドバイスを提供します。

https://jp.easeus.com/partition-manager/run-sfc-and-dism-in-windows-11.html

※環境によってはより大きな不具合が発生する可能性もあるので自己責任でお願いします。

2-4 BIOSアップデート:バージョン2.09のBIOS( AI 9 365 / AI 9 HX 370 用)が公開されている。USBに対象ファイルをコピーして…とあるが、説明書を読むと「USBがなければWindowsから対象のexeファイルを実行することもできます」と記載があったので迷わずWindwows上で実行した。まぁ安全性と確実性はUSBの方が高いかもしれないが問題なくアップデートできた。

2-5 いたわり充電設定:ノートPCを充電しながら使っていると絶えず微妙に満充電と放電が繰り返されるため、バッテリーが高速で劣化するという問題がある。これを一定レベルのところで充電を止めたり充電をゆっくりにすることで劣化を抑える技術がいたわり充電と呼ばれている。かなり前からユーザーに望まれてきて、ついに実装された。(ちなみにUMPCで最初に実装したのはOne-Netbookだった気がする)自分のGPD Winmini(2025)はお家用にするので充電しながら使うことが多くなる見込みだ。そのため、最大充電量を85%に設定しておいた。BIOSを更新すると設定が元に戻るので、再設定が必要である。

→ 起動後GPDロゴの画面でDelキー連打 → BIOS画面のMAINタブ内、「Battery Recharge Capacity Limit」を任意の値にセット

7.エージング

全体的な音質はDTSを活かせるようになったことも相まってGPD Winmini(2024)とは比べ物にならないほどだが、スピーカーの位置がキーボードの下になったことでちょっとくぐもった印象もある。そのため、音と科学 エージング音Ch様の以下の2つの音源を使わせていただいた。また、Youtubeの有料会員でないと途中で広告が入るが、有償のダウンロート配信もされている。自分はAmazonでMp3版を購入し、各音量:25で1時間ずつ流しっぱなしにした。結果として、「ボディサイズからするとかなり頑張っているのでは?」という印象の音が出るようになった。

→ 「時短エージング 中低音域の響き改善音 分離感・音の抜け」をamazonミュージックで見る

→ 「サウンドエンジニア制作 イヤホン・ヘッドホン低音改善音」をamazonミュージックで見る

※不具合が出る可能性があるので音量などは自己責任で適切な大きさを選択してください。
※Amazonの音源購入の際は試聴するなどし、対象の音源であることを確認してください。


これ以外の設定も上のリストに沿って実施した。この後、ベンチマークテストでGPD Winmini(2025)の性能を確認する。

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