真夏の熱暴走ルーター対策

すこぶる調子が良かったWXR-1900DHP3だが、8月に入って回線が切断されることが増えてきた。気温が上がってきたことによる熱暴走のようだったが、原因は意外な(?)ところにあった。

5月のテレワークウィークにドコモ光を契約し、ルーターはバッファローのWXR-1900DHP3を使用してきた。相変わらず理論値の100Mbps近い通信速度が出て、非常に快適である。
のだが。8月に入ってテレワークの打ち合わせ中に通信が切断されることが複数回あった。いったん切断されると電源を入れなおしたりしてもなかなか繋がらなくなるため、重要な会議に遅れそうになって焦ったり、相方からの苦情を受けたりした。結果、そういう時はあきらめてすぐWX05でWimaxにつなぐ、という運用で対応した。この時は本当にWimaxを解約しなくてよかったと思ったものである。まぁ短時間なら会社支給のスマホでも自分のiPhone Se2でもどうにかなるわけだが。
こうなった状態でルーターを触ってみるとホカホカになっているので、おそらく熱暴走だろうと見当はついた。
我が家は2LDKだが、ルーターを置いてあるリビングにはクーラーがない。テレワークの時は自分も相方も部屋を閉め切ってクーラーをつけて作業をするため、リビングは高温になる。また、ダウンしたのはこちらもビデオありで会議をしていた時が多い気がする。通信量が増えてルーターに負荷がかかると熱暴走が発生しているようだ。しかもルーターの置き場所はソファーと壁との間であるため、熱がこもりやすい。
怖いので上役との打ち合わせや外部との重要な打ち合わせの際にはサーキュレーターで風を送っていたが、いつまでもそうしているわけにもいかない。

小型のファンを恒常的に設置する、という案も検討したが、よくよくルーターを確認したところ、あることに気づいた。

こういったファンを稼働し続けるという手もあるが…

放熱部分に一周ぐるりとテープが貼ってある…。
写真に撮るのを忘れたが、上部も含めて一周テープが張ってあった。これは窒息するわ…。

このテープは輸送や組み立ての際に排熱口からゴミが入り込まないようにするためのものだろう。そういえば設置はすべて任せっきりでルーターをよく見たことがなかったのだ。

テープをはがしたところ、回線の切断は起きなくなった。
この時期、テレワークなどで回線がダウンするという人はルーターの置き場所はもちろん、ルーター自体もよく観察されたほうが良いかもしれない。これでさらに暑くなり、繋がらなくなるようであればファンによる常時冷却にせざるを得ないだろう。
また、先月会社PCの入れ替えがあったことで自宅のWifi以外のパスワードを設定していなかったため、上役との会議の直前にWX05のパスワード確認と入力をする羽目になりかなり慌てた。テレワークをしているときには通信が生命線なので、2重3重のバックアップを考慮しておいたほうが良いと改めて思い知った。