テレワークをクリーンに!ハンディクリーナー AutoBotVX (AFU) レビュー

コロナウィルスによるテレワークや自粛で在宅期間が長くなることで、部屋がゴミや髪の毛で汚れやすい。
場所を取らずに保管できて手軽に使えるAFUのハンディクリーナー「AutobotVX」はこの問題を解決するお助けアイテムになりそうである。

以前の記事でご紹介したようにAutobotVの使い勝手がよいため、ちょっとした隅のほこりなどの掃除が捗っていた。
吸引力もかなり強いので、「延長ノズルがあったら普通に床の掃除もできるかも」とも思っていた矢先、バージョンアップ版であるAutobotVXのクラウドファンディングを発見したため、先行購入という意識で出資をした。3月のことである。

その後コロナウィルスによるテレワークに入ったこともあり、出資したことすら忘れかけていたが、実はコロナに起因する問題を解決するお助けアイテムだった。

AutoBotVXについて

AutoBotVXの基本性能はGreenFundingのHPをご確認いただければと思うが、要するに「13000Paという吸引力でペットボトル程度の大きさの、床掃除ノズルが接続できる充電式ハンディクリーナー」である。

このタイプの充電掃除機はダイソンのサイクロンクリーナーやSharkのスティック付きハンディクリーナーなどがあるが、それらと比べても軽量、コンパクトである。

テレワークの課題

今まで、掃除は土曜か日曜にしっかりするというのが我が家のルーチンであった。しかし、それは相方も自分もほとんど家にいない生活が前提のパターンである。今、我が家は相方と自分の両方が週に4日ほどテレワークをしていて、昼食も夕食もリビングでいただく。そうすると、どうしても週の後半には食べかすやら髪の毛やらが目立つようになってくる。それでも掃除機がキャニスタータイプなこともあって、終業後に掃除機を出して掃除…というのは億劫だった。
そんな時に購入したことも忘れていたハンディ掃除機「AutobotVX」が届いたのである。

ハンディクリーナーで快適生活を取り戻す

到着。両親用にも購入したので大きな箱に入っている。

オプションの床ノズルと充電台は別梱包となっている
本体・オプションの床ノズル、充電台
撮り忘れ。こちらが基本的な同梱物の充電ケーブルとブラシノズル
床ノズルの裏。長方形のスリットにはブラシみたいなものがあるべきなのでは…。

床ノズルの動きが渋かったのでシリコンスプレーを吹いた
床用スティックノズルのパーツをつけた
ダストカップ部分を分解したところ。フィルターは水洗い可能とのこと
床用スティックノズルのパーツをつけた状態でもカップを開けることはできる
AutoBotVとの比較。細くて高級感がある。
本体のみの重さ。吸引力を考えると非常に軽い
充電台に乗せてみたところ。これは使わないかも…。

早速使用してみると、ボタンのトグル操作で1回押すと普通、もう一度押すと強、さらに押すと停止となる。
普通モードでもAutobotVの1.5倍の吸引力があるため、フローリングや畳の髪の毛やチリは問題なく吸い込める。ソファーなどを掃除すると「おぉ吸ってる吸ってる」という吸い付いている感触があり、頼もしい。

吸引力は普通モードでも十分なため、音が大きくなる強モードはほぼ使用しない。ほどなくしてリビングと自分の部屋、相方の部屋合わせて18畳程度の掃除が完了した。キャニスターに比べて圧倒的に楽でこれといって吸い残しもない。集塵ビンをみるとしっかりゴミが取れているのが分かる。拙宅はリビングに畳マットを敷いているので、ごみを吸い込みやすいということはあるだろう。それでも、こんなハンディクリーナーで満足な掃除機がけができるのだから大したものだと思う。
後日、50㎡の拙宅の全体を掃除してみたが、弱モードであっさりかけ切った。モーターヘッドはないので、普段使っているキャニスタータイプに比べると掻き出し切った!という印象はないが、これで十分としてもよいだろう。1LDK程度の部屋であれば本当にこれ一本で大丈夫そうだ。

排気が真後ろに行われる。床を掃除するときは下手をすると顔に排気が直撃するが、一方で机のものを吹き飛ばしたりしないのは良い点

気になる点

基本的には大満足なのだが、2つ気になる点がある。自分はスティッククリーナーとして使いたいので、床用ノズルを接続するスタイルが常態となるが、手で持った時のたわみや接続が気になる。節が複数あるのでそこがぐにゃぐにゃするため、不安を感じるのである。ロングノズルを支えるのがダストボックスの口の部分なので、そこの耐久性も気になるところだ。クラウドファンディングでオプションだった床用のノズルは企画当初は考慮されていなかったのかもしれない。
また、ゴミはワンタッチでフロント部分を開けて捨てる…ことができるが、奥のほうに引っかかったものは分解しないと捨てられないため、それなりの頻度でカップやステンレスフィルターを掃除することになり、ちょっと手間だと感じている。そもそも透明なビンにゴミがたまっていくので、これが見えるというのはあまり気分の良いものではない。色を塗ったり何かを巻いて目隠しするというのもありかもしれない。

接続点がちょっとぐにゃぐにゃする

騒音も計ってみた。印象ではAutoBotVXのほうがキャニスタータイプよりもだいぶ静かだと思っていたのだが、実際図るとほとんど同じという結果だった。AutoBotVXは甲高い音、キャニスタータイプは低い音、という違いはあるが、音の大きさは変わらないかむしろAutoBotVXのほうが大きいようだ。ただ、どちらかといえばキャニスタータイプのほうが耳障りに感じる。

電源OFF
通常モード
強モード
日立のキャニスタータイプ。通常モード
強モード

以前より手軽できれいに

そんなわけで届いてから水曜日をプチ掃除の日に設定して業後にはAutobotVXを使用している。テレワークでゴミが目に付くようになってしまった我が家だが、実質週2回掃除することになったことで以前よりきれいな状態が続いている。現在、AutoBotVXは購入できないようだが、テレワークが常態化して我が家と同じような問題を抱えている方にはコンパクトで床も掃除できるハンディ掃除機はお勧めだと思う。