一人暮らし時代の課題の一つだった「冷凍ご飯の温め」。おいしく食べるには炊いた後すぐに冷凍するのが良いとされていたが、当時の電子レンジでは混ぜたりひっくり返したりしないとうまく温まらず、結構手間に感じていた。しかも出来上がりはやっぱりあまりおいしくない。絶品ご飯保存(エビス)はこの課題を解決してくれるアイテムなのか、試してみた。
自分は一人暮らしをしていた間、夜ごはんは納豆(国産大豆2パック)、卵(目玉焼き)、トマト(生1個)、ごはん(1合)という生活を5年ほど続けていた。一人暮らし当初は自分で作っていたが、やがて面倒くさくなりスーパーのお惣菜に走った。が、味が濃いのか鮮度か半額になるまで待つために落ちるのか、「自分で作るよりおいしくない」となり、「間違いない素材であればよかろう」ということで前述の食事となった経緯がある。
人に話すと、「お金無いの?」とか「それで生きていけるの?」などと驚かれたが、それなりにいいお米を買ったりこだわり卵を使っていたので実はそこそこお金はかかっていた。また、朝はバターコーヒーのみだったが、昼は社員食堂で普通に食べてマルチビタミン系のサプリを飲んでいたら体重は変わらなかったし、特に健康に問題はなかった。※個人の意見です。
当時は4合程度まとめて炊き、その日に1合は食べて残りの3合は即タッパーに入れて冷凍していた。それを電子レンジで解凍するのだが、温度ムラや真ん中が凍っているという問題が発生した。一人暮らしを始めたのが10年ほど前だが、当時最新式の電子レンジを買ったにもかかわらず温度ムラがあることにショックを受けたことを覚えている。人類はいつまで経ってもほかの惑星に行けないし、クルマは空を飛ばないし、ロボットは会話できないし、大和トンネルの渋滞は解消されないし、と思ってたら電子レンジの温度ムラもなくならないのかよ! と。
だから相方とスーパーで買い物中にこの商品を見つけたとき迷うことなく購入したのだ。
購入したのは絶品ごはん保存(大)である。(詳しい説目はエビス社のYouTubeにて)
家に帰って開けてみると中にはおかまをイメージしたのか丸いパックが2つ入っている。大して確認もしないで購入したので2重構造になっていることにも気づかなかった。
内側の容器には小さな穴が複数空いていて、さらに真ん中が隆起しており、熱気が対流するようになっている。これによってムラなく温まる、という原理である。
実際にお米を炊いて相方と食べ比べることにした。
一人暮らしの時と同じく、4合炊いてまずは容器に取り分けた。絶品ご飯保存2パックと通常のタッパーにご飯をほぼ同量入れる。ご飯保存(大)は大体3/4合入るというイメージである。
さて、これを3日後に解凍して食べてみた。
600Wなら5分、500Wなら5分30秒ということで600Wで5分温めた。
普通のタッパーも同様に5分温める。
一人暮らししていた時はタッパーを途中でひっくり返したり混ぜたりしていたが結構な手間だった。
絶品ご飯保存にはそんな手間は必要ないらしい。
写真が曇ってしまっていたので載せていないが、開けたタイミングで光り方が絶品ご飯保存とタッパーとで異なり、絶品ご飯保存のほうがピカピカしていた。食べてみると更に違いが明らかで、絶品ご飯保存のほうが柔らかで甘みがある。また、普通のタッパーは真ん中の部分と外側とで大きな温度ムラがあったのに対して絶品ご飯保存は均一の温度でしかもふっくらだった。絶品ご飯保存はそのままご飯だけ食べてもおいしい。もちろん、炊き立てと比べると大きな違いがあるが、相方とは「タッパーには戻れませんな」と認識を共有しあった。
一人暮らしをしているときに絶品ご飯保存があったらもっと食事の時間が楽しみになっていただろう。
問題点としては、もう一回り大きな容器があれば自分と相方とで丁度分けあえそうな点である。現在だと、自分は大、相方用には小と分ければよいのだが、円形でスペース効率があまりよくないこともあって冷蔵庫で場所をとりそうだ。
自分の場合、これから相方の帰省で懐かしい納豆ご飯の日が増えることが予想される。絶品ご飯保存が大活躍してくれそうだ。