ローソンで購入したコンセントプラグを内蔵したモバイルバッテリー
Eco Talk 3000 (エコトーク ET30-MC Eco Talk 3000 microUSB Type-C) のレビューを通してGPD Pocket 2、初代GPD Pocket充電能力を確認する。
※充電の可否はGPD Pocket 2本体の状態、ロット、モバイルバッテリーの状態などの関係で下記と同じ結果にならない場合があります。あらかじめご承知おきください。
先日、1日通しで社外セミナーがあった際にGPD Pocket2のバッテリーが厳しそうだったのでコンビニでモバイルバッテリーを物色した。
GPD Pocket 2の充電には2A以上の出力が必要な点である。購入したのはローソンで売っていたCenturyのEco Talk 3000であった。
エコトーク3000 (ET30-MC Eco Talk 3000 microUSB Type-C) |
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電池容量 | 3.7V-3,000mAh |
充電出力 | 2.1A (バッテリー単体時) 1.5A (コンセント接続時) |
重量(実測) | 127g |
価格(税込み) | ¥2,480 (ローソンで購入) |
このモバイルバッテリーの容量は3.7v-3000mAhなので、満充電の状態でGPD Pocket2を20-30%程度充電できると考えられる。それだけ充電できるのであれば、今回Bloutoothによるテザリングも挟みながらほぼ一日使えたので容量的に問題はないと考えた。また、コンセントのプラグがついているため充電が容易である。さらにコンセントにつないだ状態でGPD Pocket 2を接続すればACアダプタの代わりになるかもしれない。
結局バッテリーを15%程度残してセミナーは終了し、鞄の中に入れたままになっていたが動作の確認がてらレビューしてみる。
高級感のようなものはなく無骨な印象。角は丸く落とされていて鞄の中に入れていても他の物を傷つけたりする心配はなさそうだ。また128gはかなり軽い。体積はもう少し小さくできなかったのかとは思う。
Eco Talk 3000 の給電能力を確認する
まずいつも使用しているThinkVision P24h-10に接続して画面を閉じてスリープモードとし、10分間待ってPowerConfigでBatteryReportを出力した。ちなみにThinkVision P24h-10 はディスプレイ本体の電源を入れていなくても接続されたGPD Pocket 2を充電できる。実にスバラシイ。
※PowerConfigの使い方はスリープと休止の調査と設定 ( GPD POCKET2 寝かすか止めるか )ご参照
10分間で12% 程充電されることがわかる。
EcoTalk3000も同じように接続する。バッテリーインジケータが点灯したので一安心である。この状態で画面を閉じてスリープモードにして10分待つ。
10分間で4%程度充電された。さすがに給電能力は弱いようだが、6時間で85%消費したことを考えると、30%を1.5時間で充電できるのであれば自分の実用上問題はなさそうだ。
また、家に乾電池を4本使うスマホ用充電器があったので電池を新品にして接続してみたものの、こちらはインジケータが点灯しない。乾電池式の充電器は給電能力が1Aのものがほとんどなのでやはりパワー不足なのだろう。
今度はコンセントにEcoTalk3000を接続し、GPD Pocket 2に接続してみた。しかし、残念ながら充電状態とバッテリーモードを行ったり来たりする現象が発生し、使い物にならなかった。壊れる可能性もあり全く実用的ではない。本体には「AC接続状態では1.5Aになる」と記載されているので製品の故障でもないだろう。GPD Pocket 2の充電には少なくとも2A必要、と思ったほうが良いようだ。
(2019.6.6追記)GPD Pocket 2がスリープ状態であればコンセントに接続してバッテリーを充電しながらGPD Pocket 2を充電できることを確認。
ACアダプタモードで使用できなかったのは残念だが、運用の楽なモバイルバッテリーといえ値段もそこまで高くないのでまずまずかな、という印象である。
初代GPDPocketでも試してみる
GPD Pocket 2はダメだったがGPD Pocket初代はどうだろうか。
ふと思い立って先ほど充電できなかったACアダプタモードで初代GPD Pocketに接続してみた。こちらは問題なく充電される。次に乾電池式の充電器を初代GPD Pocketにつなげてみたところ、これでも充電されている。
乾電池で充電できる貴重なパソコンといえるかもしれない。
では家の中で拾った単三電池2本の充電器はどうだろうかと思ってつなげてみてもやはり給電モードになる。
使用電力が給電能力を上回っているのは確実だが、バッテリーの減少を抑えられるというだけでもありがたい場合もあるだろう。初代GPD Pocketの非常に高い経戦能力を見ることができた。